Next-L Enju Leaf 1.0.0 リリース - tanabe (2011年11月11日 16時59分57秒)

Next-L Enju Leaf 1.0.0をリリースしました。2011年11月11日、プロジェクト発足からおよそ5年を経ての公開です。

仮想マシンはしばらくお待ちください。

1.0.0.rc2 -> 1.0.0の変更点は以下のとおりです。

  • 本体
    • (変更)人物・団体の編集で、氏名・住所・電話番号・ファックス番号・生年月日はアクセスログに記録しないようにした
    • (修正)存在しない一部の画面表示キャッシュを削除しようとしていたのを修正
    • (修正)データベースの定義ファイル(マイグレーションファイル)に誤りがあり、古いバージョンのデータベースに戻すことができなかったのを修正
  • レファレンス
    • (修正)回答一覧が出力されない場合があったのを修正

1.0.0.rc1 -> 1.0.0.rc2の変更点は以下のとおりです。

  • 本体
    • (機能追加)Solrに接続できていないと思われるときのログ出力を追加
    • (機能追加)各ユーザのプロフィールのページに、貸出・予約・購入依頼・レファレンス質問・ブックマーク一覧へのリンクを追加
    • (機能追加)URL中でのISBN指定による書誌の取得(例: http://library.example/jp/isbn/4000000001) について、HTMLだけでなくJSONやXMLフォーマットを指定できるようにした。たとえば、http://library.example/jp/isbn/4000000001.xml でXMLが取得できる
    • (変更)すべてのテストをrspecで書くようにした
    • (変更)利用者一覧から自分のアカウントを選んだときのリンク先を、トップページ(/)から自分のプロフィールのページ(/users/username)に変更
    • (変更)TSVファイルでのインポートについて、今まではTSVファイルにISBNが入力されている場合、他の項目になにが記載されていてもNDLの書誌をインポートしていたが、タイトルが入力されている場合はISBNがあってもNDLの書誌をインポートせず、TSVファイルの内容を優先するようにした
    • (変更)書誌(Manifestation)の項目名について、identifierをmanifestation_identifierに変更。item_identifierとの整合性をとるため
    • (修正)資料一覧のRSSフィードのdc:identifier要素について、"Identifier"と大文字になっていたのを小文字に修正。Ruby付属のRSSライブラリでRSSを解析する場合、小文字の"identifier"でないと認識しないため
    • (修正)人物・団体種別の初期データに、日本語の表示名が入っていなかったのを修正
    • (修正)個別資料の編集について、利用制限情報の変更が反映されていなかったのを修正
  • 貸出返却・購入依頼・ブックマーク(共通)
    • (機能追加)ユーザごとに貸出履歴の保存・非保存を選択できるように変更
    • (変更)貸出履歴を削除するときには、履歴全体を削除するのではなく、貸出利用者情報のみを削除するようにした。統計に影響が出るため
    • (修正)URL中に自分のユーザIDを指定してRSSやCSVファイルにアクセスした際(例: /users/username/checkouts.rss)、HTMLファイルにリダイレクトされていた(例: /checkouts)のを修正
  • 検索ログ
    • (機能追加)ユーザごとに検索ログの保存・非保存を選択できるように変更
  • レファレンス
    • (変更)個別の回答についての公開・非公開カラムを削除(answersテーブルのsharedカラム)。非公開の質問に対して回答のみ公開できるのは不自然なため
    • (変更)一般ユーザは質問を指定しなければ回答一覧を取得できなくなった
  • NDL接続
    • (変更)PORTA・レファレンス協同データベースのWebAPIへの接続テストについて、2回目以降はインターネットに接続されていなくても実行できるようにした。vcrというライブラリを使用しています https://github.com/myronmarston/vcr

beta12 -> rc1の変更点は以下のとおりです。

    • (機能追加)ある書誌に対する所蔵情報を、別の書誌に付け替えることができるようにした。たとえば、同じ資料が2冊あり、別々の書誌と所蔵情報になっている状態を、単一の書誌と複数の所蔵情報に変更することができるようになる。今まではいったん書誌と所蔵情報を削除しなければならなかった
    • (機能追加)シリーズ情報の詳細画面から、シリーズに含まれる書誌の絞り込み検索を行えるようにした
    • (変更)貸出/返却/予約・分類/件名管理・レファレンス管理・ブックマーク・購入依頼/発注・メッセージ・書誌統合・相互貸借・蔵書点検・催し物管理・お知らせ表示・検索ログ管理の各機能について、enju_leaf本体のリポジトリから削除し、それぞれ独立したリポジトリに登録するようにした。これは、図書館ごとに必要な機能だけを選んで利用できるようにするための準備になります
    • (変更)図書館ごとのプラグインの変更を行いやすくするために、次の各プラグインについて、enju_leaf本体のリポジトリから削除し、それぞれ独立したリポジトリに登録するようにした。enju_amazon, enju_barcode, enju_calil, enju_ndl, enju_nii, enju_oai, enju_scribd
    • (変更)Ruby on Rails 3.1.1にアップデート
    • (変更)jQuery Mobile 1.0 RC2にアップデート
    • (変更)Google Maps APIキーを取得していない状態でも、図書館の住所の更新時に緯度と経度をGoogle Mapsから取得するようにした
    • (変更)ISBNによるインポートに成功した場合、ISBN入力画面に戻るのではなく、インポートした資料の所蔵一覧画面に移動するようにした
    • (変更)ISBNでのインポートについて、すでに同一のISBNを持つ資料が登録されているとき、エラー画面ではなくその資料の所蔵一覧画面に遷移するようにした
    • (変更)存在しないページに対して404を返すためのcatch-all routeを使わないようにした。これは各機能のプラグイン化を行うための変更です
    • (変更)シリーズ情報の付け替えを行うための画面遷移を変更
    • (変更)HTMLに直接記述していたJavaScriptの一部を外部ファイルに移動
    • (修正)個別資料IDの重複がシリーズものに対して許可されていたのを、許可しないようにした
    • (修正)ISBNやTSVファイルによるインポートを行うときに、何らかの事情で書誌作成に失敗すると、書誌データにひも付かない所蔵データが作成されることがあるのを修正
    • (修正)貸出一覧のHTML表示で、ページ送りのリンクが表示されていなかったのを修正
    • (修正)ログイン中のユーザのパスワード変更フォームが表示されていなかったのを修正。@kunimiya さんの報告によって修正されました https://twitter.com/kunimiya/status/119347071462539264
    • (修正)資料に対して、同一の人物を著者と出版者の両方に同時に登録できなかったのを修正
    • (修正)LCCNの妥当性チェックが機能していなかったのを修正
    • (機能削除)検索ログ取得の際にDSBLを使用する機能を削除

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